シラー/シラーズ特集（Syrah/Shiraz）
濃厚でスパイシー！その力強い香りとスパイシーで濃密な味わいが人気の赤ワイン用ぶどう品種、シラー（Syrah）を使ったおすすめワインをご紹介します。
カベルネ・ソーヴィニヨンと並び、重厚な味わいの赤ワインを作り出す人気のぶどう品種シラー。フランスのコート・デュ・ローヌは、最高のシラーからエルミタージュ（Hermitage）やコート・ロティ（Cote Rotie）など、Ｒ・パーカー氏が100点満点の最高評価を付けるほどの最高級ワインが産まれる銘醸地であり、また比較的リーズナブルながらも高品質な赤ワインの一大産地として有名です。オーストラリアではシラーズと呼ばれ、こちらも品質の高さから世界的に人気の赤ワインとなっています。
シラーを使ったワインはブラックベリー、コショウ、スミレなどの香りが特徴的。なかでも上等なものは官能的で、スパイシーで、肉付きの良い、非常に満足度の高い赤ワインです。
一般的に、色は強烈で、濃密で、ほんの少し青みがかった濃い色合いです。複雑な香りと力強い味わいながらもシルキーで繊細な口当たりを両立できるのがシラーの特長です。 一度ハマるとなかなか抜けられないほどの魅惑的な味わいを持つぶどう品種です。
フランスは世界第一位のシラーの生産国。そのシラーはスタイリッシュで、少し涼しげな雰囲気でクールな印象の場合が多く、逆にオーストラリアのシラーズは元気いっぱいな暖かい印象のものが多いのが特長です。
オーストラリアではフランス・ローヌの高級品に肩を並べる、本当にハイクオリティかつエレガントなシラーズの逸品が造り出されています。今後、ますます目が離せません。
あまり知られていませんが、近年チリ産のシラーも著しい進化を遂げています。リーズナブルな価格からは想像できない程の味わいを持つワインに出会う事があります。こちらも要チェックです。
シラーの赤ワインは風味豊かなので、フュージョン系の肉料理（焼肉、ＢＢＱ、豚の角煮、春巻きなど）と好相性です。ジビエ(野禽）や仔羊のモモ肉ローストもぴったりです。
濃厚・フルボディタイプは15〜17℃位のやや高めの温度から。やや軽めのタイプは13〜15℃位の温度から飲み始めるのがおすすめです。
真冬以外はグラスのなかで時間と共にワインの液温が上昇しますから、少し低めの温度からスタートするのが、おいしく味わうポイントです。
ワインごとに自分なりのお好みの温度を見つけましょう。飲む温度によって、香りや味わいの印象が大きく変化するのもワインの楽しさ。
シラー種がメインのワインは、やや縦長のボルドータイプのようなグラスで。できれば、やや大ぶりのグラスのほうが、ワインが本来持っている香りや味わいの深さ・良さを、よりいっそう楽しめます。
2012年がワインスペクテイター2014で90点。同誌2014年のTOP100で57位の快挙達成。現行は2015年です。
ビスケルト ラ・ホヤ グランレゼルヴァ シラー 2015
- タイプ：ミディアムボディ 赤
- 品 種：シラー
- 国：チリ
- 地 方：コルチャグア・ヴァレー
2012ヴィンテージがワインスペクテイター2014で90点獲得、同誌2014年のTOP100で57位の快挙達成！以前にテスト輸入したサンプルを試飲して、これは絶対に定番として輸入を始めて欲しいと、輸入元の明治屋さんにお願いした1本です。世界最優秀ソムリエコンクールの日本代表にもなったソムリエSさんも大絶賛していましたよ。ブルーベリーやプラムなどの果実香やスパイス、薫香などが感じられます。複雑性と心地よい爽快感が魅力です。現在庫はヴィンテージが新しくなりましたが、その出来映えは満足できるものです。
驚きの濃密さ。樽香と果実味の絶妙なバランス！
モンテス アルファ シラー
- タイプ：フルボディ
- 品 種：シラー
- 国：チリ
- 地 方：コルチャグアヴァレー
この、完成度が高いシラーはモンテス・アルファシリーズの中でも、カベルネに負けない人気があります。スパイス、黒コショウ、ナツメグ、オレンジピールのアロマが複雑に香り、余韻も十分。シラーらしいスパイス感と酸味がしっかりとしたストラクチュアを支えていてバランスの良いワインです。
