アルザス
“多彩な土壌、高貴な味”
フランス東部、スイスの北側、ドイツとの国境地帯に南北に細長く広がるアルザス。
その複雑な歴史背景と土地柄、冷涼な気候で、グルメと白ワインが有名な地方です。
リースリングやシルヴァネールなどの白ぶどう、ゲヴェルツトラミネールやピノ・グリなどのグリ色のぶどうから高貴な白ワインが作られます。
アルザスのぶどう畑は、ヴォージュ山脈の麓、標高200〜400mに広がるため、太陽を最大限受けることができます。
降雨量は年間平均500〜600mmと、フランスで最も少なく、アルザス固有の恵まれた気候が素晴らしい白ワインを生み出します。
アルザス産白ワインの爽やかな味わいは、生ハムやチーズ、ピクルス、ソーセージ、ロールキャベツ、白身肉のお料理などと相性が良く、食卓をいつも以上に華やかで豊かなものにしてくれます。
アルザスの料理として代表的なものには、「シュークルート」「ベッコフ」「タルト・フランベ」「マトロット」などがあり、名産は「フォアグラ Foie Gras d'Alsace」、チーズの「マンステール」などが有名です。
また、シャンパン・メソッドで手間隙かけて作られるスパークリングワイン「クレマン・ダルザス Cremant d'Alsace」も、そのきめ細かな口当たりと綺麗な酸味で、シャンパーニュに負けない素晴らしい出来栄えの逸品もあり、敏感なグルメのあいだで人気です。