ベルターニ
1857年設立。ヴェローナで最も歴史のあるワイナリー〜すべて自社畑葡萄を使用、世界的に高評価なアマローネの名手〜
創業者ベルターニ兄弟は、ヴェローナがオーストリアに占領されていた1850年から1857年のあいだ、フランスのブルゴーニュ地方に亡命。1857年、故郷ヴェローナに帰国し、今までに培った知識と経験を基にベルターニ社を設立。1860年、当時にしては画期的な辛口ワイン『セッコ・ベルターニ ヴァルポリチェッラ・ヴァルパンテーナ』をリリース。 そして1868年、“セッコ・ベルターニ”を ヨーロッパ諸国だけでなく、アメリカへの輸出も開始しました。その際ベルターニ社は、世界にイタリアワインの品質の高さを証明する手段として、サヴォイア王家より、王家の紋章をワインボトルに記してもよいという許可を得ました。この紋章は、今も“セッコ・ベルターニ”のラベルに記されています。
同社は戦時中、敵に占領される前に、貴重なワインを壁のなかに埋めて隠し、戦争が終わるまで守り通しました。その後、蔵に戻り、壁をそっと壊してワインを取り出したら素晴らしい状態に熟成したアマローネになっていたというエピソードは、2003年にFOOZAスタッフがベルターニ社を訪問した際に直接聞いた逸話です。お城のような建物は Villa Novare と呼ばれていて、一部の部屋がベルターニ社の本社事務所として使われていました。正面から入ってすぐの吹き抜けと天井画、騙し絵や細工が美しい大きな部屋でランチしたのも忘れられない思い出です。
創業者の進取の精神を今も脈々と受け継ぐベルターニ社は、ヴェローナのワイン造りの伝統を大切にしながらも、常に新しいワインの創造にチャレンジし続けています。この規模の生産者にしては稀な、すべて自社畑で細心の注意を払って作られる葡萄のみを使用して、丁寧な醸造を行うというこだわりの結果、世界中で高い評価を獲得しています。
世界中でスパークリングは沢山造られている。
「ヴェローナの宝石」と呼ばれる、イタリアの最高級ワイン「アマローネ」。なかでもベルターニのAmarone（アマローネ）は、「長い期間の陰干し」、「ゆっくりとしたアルコール発酵」、「最低6年間もの大樽熟成」を経て造られます。
陰干しの工程は、すのこに葡萄を並べ、自然な風が吹き抜ける場所で、他社より長い約120日以上実施し、果実のエッセンスを凝縮しています。水分が蒸発して、干し葡萄のような状態になった状態から醸造を始める為、通常の赤ワイン１本を造るのに必要な葡萄が約１kgに対して、アマローネの場合はその3倍、約3kgもの葡萄を使用する贅沢さ。
このように、コストと手間隙を惜しまず造り上げられる、真に高級なワイン、それがベルターニの至宝、Amarone（アマローネ）です。凝縮した原料から造ったワインを、近年流行しているバリック（小樽）熟成ではなく、伝統的な大樽でじっくり熟成させることで、瓶詰後の熟成もゆっくりと進み、落ち着いた味わいを持つ、本当に長命な、厳格ながらもゆったりとした、非常にスケールの大きいワインを産み出し続けています。
最高級品のアマローネを筆頭に、アマローネの搾り滓を浸漬させて、アマローネの要素を移すリパッソ方式を取り入れたワイン、新樽バリック熟成の現代的なワイン、土着品種とフランス系の品種をブレンドしたワインなど、それぞれに魅力を持ったワインを造っています。
凝縮した赤い果物の甘い香りに、フルボディで丸みのある口当たり
ヴァルポリチェッラ リパッソ ７５０ｍｌ
- タイプ :フルボディ 赤
- 品 種 : コルヴィーナ・ヴェロネーゼ85%、メルロー10%、ロンディネッラ5%
- 国 : イタリア
- 地 方 : ヴェネト
「リパッソワイン」（アマローネの搾り滓の上でワインを再発酵させること）のカテゴリーでトップに立つことを目指し造られたワイン。ベルターニ社のアイコンであるアマローネ・クラッシコのラベルデザインを採用し、クラシックでありながらも、新しいカテゴリーのニーズに完全にフィットしたワインです。凝縮した赤い果物の甘い香りに、フルボディで丸みのある口当たり。長い余韻が印象的なソフトな味わいです。
単一畑「セレオーレ」の厳選された完熟ブドウから造られるこのソアヴェは、洋ナシの香りの後に、アプリコットやパイナップル、メロンを思わせる甘い果実の香りが広がる、まろやかでバランスの取れたワインです。セレオーレとは、この地方の特産品である「チェリー」を意味するヴェローナの方言です。
サイズ：30×8×8
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