チリ
“迷ったら、チリワイン”
この日本で、永年、ワインの本場と言えばもちろんフランス。
輸入ワイン市場1位の座をずっとキープしてきましたが、2015年、ついにその座を明け渡してしまいました。
その国とはチリ! 北は砂漠、南は南極海、東は急峻なアンデス山脈、西は太平洋に囲まれ、他の国から隔離されたような地形のおかげで、ヨーロッパ等で大流行した葡萄樹の病虫害を免れたため、品質の高いワインを造れる高樹齢の葡萄樹が生き残りました。
また、その乾燥した気候で葡萄の疫病の発生も少なく、自然農法がしやすい環境なのも利点。
さらに、晴天率が高く、乾燥しているにもかかわらず、アンデス山脈の豊富な伏流水の恵みを活用した灌漑も可能!
チリは、高品質な葡萄を育てるのに最適なのです。
そのポテンシャルに注目したフランスやイタリア、アメリカ等の一流生産者がこぞって進出し、旧世界の伝統と技術、新世界の恵まれた条件をフルに活用した、素晴らしい高品質のワインも生まれています。
日本においては、1997〜98年頃のポリフェノール効果による赤ワインブーム頃から、その親しみやすい味わいと、お値頃価格でどんどん人気が急上昇したチリ産の赤ワイン。
2007年には「日本・チリ経済連携協定(EPA)」が発効され、他の国から輸入するワインと較べて有利な関税が適用。
その効果もあって更にお買得感がアップ! 人気に拍車がかかりました。
「迷ったらチリワイン!」
失敗や後悔が少なくなる、賢いチョイスだと思います。